「タブレットPCの本格利用」兆星電脳有限公司(広東省佛山市)

2016/07/11

兆星電脳IT サービスの仕事で華南地区を忙しく走り回っている著者です。当コラムでは仕事で使えるIT 製品やアプリの紹介、ちょっとしたITトラブルの事例や解決方法について執筆しています。今回は「タブレットPC の本格利用」について。日頃オフィスのパソコンで行っている業務の大半をタブレットPC で行うのは可能かという質問を受けましたのでこの場を借りてシェアします。タブレットPC が出回るようになり既に5 年以上経っているのにどうして今更というお話なのですが、最近になってやっと各社のタブレットPC 端末が比較的容易に入手できる価格帯になりましたし、実生活で役に立つタブレット用アプリもかなり出揃いましたので本格的な普及はこれからの5 年とみています。今まではタブレット端末の斬新さやファッション性、そしてブームが購入動機となることが多かったのですが、今後は個人用エンターテイメント端末としてだけでなく仕事で使われるケースが増えるのではと予想しています。
結論から言ってしまうと、タブレットPC 端末は比較的小型でどこへでも簡単に持ち運びができるコンピュータ端末というのがメリットですので、オフィス内のデスクに限らず外出先などで常に仕事をする機会が多い方には適していると思います。メールチェック、ウェブ閲覧、そしてワード&エクセル程度の利用がメインであればタブレットPC でも特に問題無いと思います。オフィス内の定位置でのみ日常業務をするという状況下ではタブレットPC のメリットは特に無く、普通にパソコンを使った方が楽というのが大方の考えでしょう。その通りだと思います。普段から設計ソフトでデザイン・データの作成がメインの場合は残念ながらタブレット端末は向いていませんし、そもそもそのような仕事にモバイル性はあまり必要とされていません。
タブレットPC のOS は、iPadでお馴染みのiOS、ウィンドウズOS、それからスマートフォンにも多く搭載されているAndroid OS の3 種類が主流です。大多数の会社ではマイクロソフト社のOffice ソフト(Word、Excel、PowerPoint、Outlook 等)を基本業務にお使いだと思います。このOffice ソフトですが、上記に挙げた3 種類のタブレット端末用OS に対応したものが出ていますので、どのタイプのタブレットPC を選択しても基本的にOffice ソフトの利用には問題ありません。Android端末用にも個別にWord, Excel, PowerPoint, OutlookがリリースされましたのでGoogle Play Store よりダウンロード可能です。タイピングの頻度が高い場合はBluetooth 接続のキーボードを使えば一時的に「PC 端末のように」使うことは可能ですし、パソコンのようにマウス操作の方が使い易いという方はBluetooth 接続マウスが便利です。
こんな記事を書いている傍らで、実は最近購入したばかりのタブレットPC を触っています。この記事自体はお気に入りのノートPC でタイピングしていますが、数か月後にはタブレットPC から書くようになるかもしれません。
赤座 卓也( あかざ たくや)

兆星電脳有限公司
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