生命保険と宝くじ。Borderless Management & Investment Ltd.

2016/04/06

そもそも生命保険とは何なのだろうか?
「宝くじ」を想像してみるとわかりやすい。
宝くじは多数の人から資金を集めて運営にかかる経費を引いたうえで、残りの金額を抽選で当たった少数の人に配当するものである。
例えば、1枚千円の宝くじを100万枚販売する。
すると10億円の資金が集まる。
そこから人件費や広告費などの費用2億円を引いて8億円を当選者への当選金とする。
話を簡単にするために1億円の当たりくじを8本作る。
100万枚の内の8枚、当選確率0.00008%という非常に低い確率ではあるが自分の投じた1,000円が1億円になるという夢を追求して人々は宝くじを買う。
生命保険も同じである。
生命保険会社は加入者から徴収した保険料から運営にかかる費用を引いて、残った金額を一定期間内に死亡した人の関係者、つまり保険金が指定した受取人に支払う。
保険金を受け取る人は死亡した人(被保険者)の家族など、大切な人である場合が多い。
宝くじと違うのは当選により絶対的なリターンを得る目的のために買うのではなく、通常は人の死により生じる損失を取り戻すために加入するということだ。
つまり、宝くじは是非とも当たりたいのに対し、保険金を受け取るような状態は通常大事な人の死を意味するのであまり好ましくない。
ここで疑問になるのが、宝くじの場合は賞金となる金額が決まっているので運営主体は決して損することはないが、保険金として支払われる額が最初から決まっていない生命保険の場合、被保険者がたくさん死ぬことがあると保険金の支払負担が増えすぎて赤字になったり破綻したりすることありうるのではないか、ということだろう。
実はこの辺も心配ない。
人が一定期間に亡くなる確率というのは統計学を駆使すればかなり正確に予測できる。
保険会社が損をしないためにはどれだけの保険料を取れば良いのかということを保険数理士(Actuary)という高度な数学的能力を持った専門家が算出しているのだ。
加えて、戦争や天災のように多くの人の死を生じるものは保険の条件から外れていることが多い。このように生命保険は「当たりたくない宝くじ」と理解をすれば簡単だ。

玉利さま玉利将彦 (タマリ マサヒコ)
上海と香港を拠点に活動し、中国在住歴は20年に渡る。
香港の証券取扱免許(SFC)と保険取扱免許(PIBA)を保有する資産運用アドバイザーとして、顧客のライフプランに即した投資計画の立案及び積立ファンド・保険の仲介、HSBC香港BOOM証券・中国銀行など海外の有名金融機関の口座開設・運営サポートをおこなっている。

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