キャセイグループが子会社の香港ドラゴン航空の社名を「キャセイドラゴン」に変更

2016/02/17

ドラゴンエアー1香港に拠点をおく「香港ドラゴン航空(ドラゴンエアー)」は中国17都市、アジア、東南アジアの中小都市と香港を結ぶ香港を代表する航空会社の1つ。天を突く真っ赤なドラゴンの機体に勇猛果敢な香港スピリットを感じるのだが、しかしこの馴染みのある社名とドラゴンマークが消えようとしている。
香港中に激震が走ったこの一大ニュースは1月28日、近年航空業界を席巻しているLCCに対抗するためキャセイグループが子会社の香港ドラゴン航空の社名を「キャセイドラゴン」に、ロゴをキャセイパシフィック航空と同じ「Brushwing」の赤色版にすることを発表したことに始まった。アジアの大都市を結ぶキャセイパシフィックとアジアの中小都市を結ぶキャセイドラゴンのブランド統一は、2020年に海外渡航者が2億人に上ると言われている中国市場で大きな強みとなることが期待されている。しかしドラゴンの機体に馴染んできた香港住民の中には今回の発表に衝撃を受け、心寂しく感じている人も多い。
機体の新塗装は今年4月から順次開始される予定で、今年中に7機、今後5年で42機全ての塗装が完了する見込み。新しいロゴは一部で「トルコ航空の機体にそっくり」という話もあるが、空の旅に欠かせない翼を表すとそういうこともあるとしておこう。これから会いまみえる機会が少なくなっていく龍の機体。次回空港で見かけたら写真に納めておかなくてはと考えている香港ファンは私を含めてきっと多いことだろう。
ドラゴンエアー2
ドラゴンエアー3

 

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