スピリチュアルセラピスト 小熊 まきさんインタビュー

2015/05/01

潜在意識に向き合って心の充実を図ることが大切。
それをサポートしていくのがスピリチュアルセラピストとしての私の使命―。

幼い頃から他人の考えていることや感情を読み取る力に長けていたと語る小熊まきさん。インド哲学に触れたことをきっかけに自分のあるべき姿を見つけ、ここ香港で東洋精神医学やマッサージの知識を習得、スピリチュアルセラピストとして独立開業するに至った。近年、世界の一流企業やトップアスリートも取り入れているというスピリチュアルセラピーとは?またひょんなきっかけから香港にやってくることになった彼女が、この地でセラピストとして活動する理由とは?

小熊まき小熊 まきさんプロフィール
学生時代からホリスティックセラピーや癒しに興味を持ち、香港で会社員として働く傍ら、専門学校で
アロマセラピーを学ぶ。その後マッサージ療法士として経験を積んだ後、スピリチュアルセラピリスト
として独立。東洋精神的アプローチで相手の心に歩み寄り、呼吸法や催眠療法、音楽療法を用いて施
術を行っている。母親となった現在も、時間が空きさえすればいつでもインドを訪れようと画策中。

スピリチュアルセラピスト
小熊 まきさん
インタビュー

小熊さんにとってインドは原点なのだそうですね。
インドに初めて足を踏み入れたのは大学卒業後でした。昔からアーユルヴェーダに興味があり、いつか絶対にインドを訪れてみたいという思いがありました。学生時代は海外一人旅にのめり込んでしまいアジアを中心に頻繁に旅行に出かけていましたが、大学を卒業してからもすぐには就職せず、かねてより思いを抱いていたインドを最終目的地にして長期の旅をスタートし、中国、モンゴル、東南アジア、インドを回りました。また、高校時代の政治経済の先生が、毎日授業の半分くらいの時間を使ってインド哲学について非常に魅力的に語ってくれ、その影響を受けたもの理由のひとつです。

実際に訪れたインドはどうでしたか?自分の中で何か変化はありましたか?

インドでは、楽しそうに友人と会話を交わしている人々の傍らで、飢えて死にかけハエがたかっているような老人が道に横たわっている様子に衝撃を受けました。生死とは隣り合わせですごく身近なものだと感じましたね。また、ありのままを受け入れ、自然に身を任せて生活しているインドの人々の生き方にも心を動かされました。

私は元々他人の考えている事が自分の中に入ってきてしまうことがあり、それが原因で人間関係がうまくいかずに悩んでいたことも多くあったのですが、インドで生きる人たちを見て、「どんな環境でも生きていていいんだ」という考えに変わりました。とても生きやすくなりました。

インドを訪れ旅行を終えてからは、突き動かされるようにかねてより興味を持っていたインドの伝統的医学、アーユルヴェーダに関して学べる学校を自力で探し当て、インド留学の手配を始めました。後はビザさえ下りれば渡航だ、というところまでいったのですが、当時はインターネットも普及しておらず、郵便事情も悪かったため、入学のタイミングにビザ手続きが間に合わず、残念ながら断念せざるを得なくなりました。

そこからどのような経緯で香港に来られたのですか?

インド留学を諦めざるを得なくなりショックで落ち込んでいたとき、香港に住む友人が「香港においでよ、暮らしやすくていいところだよ」と声を掛けてくれたんです。当時の私は特に香港に興味は抱いていなかったのですが、あまりにも熱心に誘うので、憧れのインド行きを断念したばかりで失意に沈んでいた私は、何か新しい道が開けるかもしれない、という思いから香港に渡ることに決めました。

香港での最初のお仕事はどのようなものでしたか?

実は香港に飛んだはよかったのですが、働くことになったのは深センにある日系電子機器の工場でした。日本でも全く就業経験はなかったのに、大学時代に中国語を専攻していたことで現地の人とコミュニケーションを取れたこともあり、最初から生産課長のような立場でスタートすることになりました。住み込みで働いていたのですが、仕事とプライベートの線引きが難しくて気が休まる時間がなかったり、材料の買付けから不良品の対応まで任されたりと本当に大変でした。そんな日々のプレッシャーとハードワークの中で身体を壊してしまい、仕事を辞めて療養することにしました。回復したところで香港で新しい仕事を探し始めました。

香港に来てからはどのようにして独立までの道のりを歩んできたのですか?

深センから香港に来てからは一般企業に就職しました。こちらも激務でしたが、色々な仕事を担当させてもらい遣り甲斐は日々感じていました。しかし、そんな充実の日々の中にあってもやはりインドに留学して伝統医学を勉強したかったという学生時代の想いが心の奥底にあったのです。そこで、よりプライベートな時間が持てる職場に転職し、仕事をしながら香港にあるアロマセラピーの専門学校に通うことにしました。その後は個人で、ハッピーバレーにあるフットボールクラブなどでマッサージセラピストとして働きました。

働く中で、当初はマッサージなどで身体的な疲れをとるだけだったのですが、物理的要因によるケガも実は精神的なものが関与しているということに気付かされました。たとえば、一時的に痛みはよくなっても、その人が持っている根本的な意識や生活習慣を変えないと、また同じ部分を痛み戻ってきてしまったり……ということがよくあるのです。そこで、相手に触れたとき自分の頭に流れ込んでくるその人の感情や思いを理解できるという自分の能力を活かし、もっと人の役に立つことはできないだろうかと考え、単なる身体的なアプローチよりも精神的なアプローチを行っていこうと方向転換しました。“スピリチュアルセラピスト”として独立を決意したのです。

“スピリチュアルセラピー”というと一般のマッサージ中心のセラピーなどとは違うのですか?

両者とも痛みを取り除くという意味では同じです。しかし、マッサージセラピーは身体的なアプローチのみで痛みを和らげるのに対して、スピリチュアルセラピーはボディーマッサージのほかに瞑想、アロマテラピー、音楽、呼吸法など様々な方法を取り入れ、その人の潜在意識に向き合って体だけでなく心の充実も図る治療法なんです。スピリチュアルティには、物理的に治そうとする西洋医学よりも、精神的要素も含めトータルで身体を治していこうとする東洋医学的な考え方があります。

小熊さんのワークショップではどのようなことを行うのですか?

人間関係、仕事、人生で迷いを感じている方に対して、自己意識の改善を促し、そもそもの原因となり得る精神的な問題や生活習慣を改善していくことに重点をおいたコンサルティングやワークショップを行っています。また、ISD個性心理学にチャネリング・エネルギーヒーリングを取り入れた、今までにないコンサルテーションも行っています。その他、「幸せな宝地図であなたの夢がかなう」、「夢をかなえる習慣力」等を執筆しアマゾンベストセラーランキング第1位となった著者「望月俊孝」氏が提唱する、夢実現メソッドを用いたワークショップも開催しています。こちらのワークショップは、簡単に説明すると、自分の夢や目標をコルクボードに貼りビジュアル化することで夢を叶いやすくする、というもので、日本では企業研修などにも取り入れられています。私自身が望月先生から直接インストラクター育成指導を受けたので、宝地図を作成する上で大切なポイントを実習やゲームなどを交えて分かりやすく指導します。

最近では世界を代表する一流企業の社員研修やパフォーマンス向上を目指すトップアスリートのトレーニングの一環としてもスピリチュアルセラピーが取り入れられているそうですね。それについてはどのようにお考えですか?

ようやく認知され始めたかという感じです(笑)。確かに最近、ビジネスマンやアスリートなど世界の第一線で活躍する人たちの間でも話題になっていますね。皆さんインド哲学を中心とする東洋の精神性の高さに気づき始めたのかもしれません。日本人は不快な感情を心に溜め込む人が多いので、私たちが行っているセラピーは特に効果的だと思います。怪しいという先入観を持っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、心を鍛えるためにも、企業研修等でどんどん取り入れていくべきだと思います。呼吸法やイメージトレーニング、瞑想、音楽療法、催眠療法などを通して心のつっかえを取り払うと、日々の生活が自分にとって理想的なものに改善されていき、人生がより良い方向に向かっていくのです。

将来的にどのようなことを実現していきたいとお考えですか?

年月はかかるかもしれませんが、私のスピリチュアリティの効果を実証していき、世界中でワークショップを開催できるようになりたいですね。風土によってスピリチュアリティの考え方や行い方も違ってくると思うので、様々な土地の人たちとコラボレーションして新しい形を生み出していきたいです。またいろいろな刺激を周りから受けていく中で、こちらからも周りを刺激できるようになりたいです。それと、日本人は自分を押さえ込んでしまう傾向が強いので、スピリチュアリティを通してそのような人達の心を開くことでサポートしていけたら嬉しいですね。

最後に香港で働く女性にメッセージをお願いします。

香港は頑張れば頑張った分だけ返ってくる場所ですので、自分の実力や器を知るにはもってこいの環境です。人々のエネルギーに溢れた場所だと思いますが、頑張り過ぎず、気持ちに余裕を持って、波を乗りこなすつもりで香港での日々を送って下さい。また、香港は様々な人種の方が住んでいるインターナショナルな場所なので、可能性も無限大にあると思います。

思い留まらずどんどんチャレンジしていくことが大切ではないでしょうか。

カポエイラ

趣味で続けているカポエイラのチームメイトと

ヒーリングスペースはねはな

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