ITセキュリティの常識「会社ネットワークの定期健康管理」TRE 尖沙咀(チムサーチョイ)

2015/01/20

がんばるマリコのIT素朴な疑問

ここ香港も寒くなってきましたが、何やら顔色の良くないカメヤマ先輩が出社してきました。

カメヤマ先輩:「み、皆さんおはようございます。先日は突然休んでしまってすみませんでした。急に胃の調子が悪くなってしまいまして…。入院までしてしまいましたよ。」

マドンナ・フジコ:「それは大変だったわね。まだ具合悪そうだけど、日頃からのストレスか何かのせいだったの?」

カメヤマ先輩:「まぁ多少のストレスはありますけどね、病気する程のものじゃないですよ。ただ全く心当たりが無くて結局病院で見てもらいましたけど、ストレス性のものではなくウィルスにかかったとのことでした。」

マリコ:「そういえば、S研究員も以前病気で大変でしたよね。」

S研究員:「そうそう、あれは本当に大変でした!それ以来週末は運動するようにして健康に気をつけてますから。」

フジオ部長:「人間の体と同じで、会社のシステムネットワークの健康管理はとても重要。一旦ウィルスなんかにかかったりして、情報漏洩にでもなったら一大事だからね。」

マリコ:「それでは、社内ネットワークはどう守っていけばいいでしょうか?

S研究員:「まずは何と言っても、全てのサーバー・PCへの“アンチウィルスソフト”の導入は必須ですね。」

フジオ部長:「そうだね、従来からの各PCへインストールする製品の他にも、サーバーやクラウドで一元管理するような製品もある。いずれにしても、最新の定義ファイルへの更新や製品ライセンスの期限切れには注意が必要だね。」

マリコ:「基本的なことですけど、とても重要ですよね。」

岩石先輩:「OSなどの“ソフトウェアを常に最新の状態にしておく“のも忘れてはいけないですね。」

S研究員:「さらにセキュリティを高めるために、外部からの侵入リスクを低減する“ファイアウォール”の導入も考えられるね。」

マリコ:「ファイアウォールってよく聞くんですけど…」

フジオ部長:「ハッキングや不正プログラムなどの外部の攻撃から内部を保護するための機器のことで、ファイアウォールが不正な通信と見なせばそれらを遮断することができるから、ウィルスの侵入や情報漏洩などのリスクを減らすこともできるんだ。」

マドンナ・フジコ:「色々な製品があるけれど、例えば動画サイトやSNSサイトといった業務上不適切なウェブサイトへのアクセス制限の設定が可能なものや、VPN(バーチャルプライベートネットワーク)機能が入ったものもあって、これを使えば事務所の外から社内文書などを見たい時でも安全にアクセスできるわよ。」

S研究員:「その他にも社内パスワード管理や万一のためのデータバックアップといった普段からの対策ももちろん必要です。」

カメヤマ先輩:「普段からの対策、その通りですね!自分の場合も病院行かなきゃ原因も分からなかったし…。それに入院すると色々面倒。そうならないように今度健康診断にでも行こうかな?」

今回の教訓
「会社ネットワークを守るのは健康に気を遣うのと同じ。ITセキュリティに敏感なこのご時世、トラブルをなるべく未然に防ぐために定期的な専門IT健康チェックを!」

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