「高齢になるまで働かなければならない!」株式会社カンター・ジャパン調べ

2014/11/03

高齢になるまで働かなければならない!そう考えている人は61%

スーツ姿の男性

 

今年の2月から3月にかけて市場調査会社の株式会社カンター・ジャパンにより、16歳以上の消費者を対象に実施した調査の中で、「平均寿命の上昇に伴って、私たちは高齢になるまで働かなければならないと思うか」という質問をしたところ、「そう思う」と回答した人が日本では全体の61%を占めた。また、「そう思う」と回答した人の割合が最も高かった国は韓国で、その割合は81%だった。

■61%の人が、高齢になるまで働かなければならないと思っている
まず、「平均寿命の上昇に伴って、私たちは高齢になるまで働かなければならないと思うか」という質問に関して、調査の対象者に「非常にそう思う」、「ややそう思う」、「どちらとも言えない」、「ややそう思わない」、「決してそうは思わない」の5つの選択肢から自分に当てはまるものを選んでもらった。すると、日本では、「そう思う」(「非常にそう思う」、「ややそう思う」を合算)と回答した人の割合が61%だった。また、「そう思う」と回答した人の割合について24ヵ国分の結果を並べてみると、一番割合が高かったのは韓国で81%、次がドイツで72%だった。24ヵ国の平均は58%だった。
■38%の人が、年を取ったからといって、体力の低下を感じる必要はないと思っている
次に、「年を取ったからといって、体力や活力の低下を感じる必要はないと思うか」という質問に対し、上と同様に5つの選択肢から自分に当てはまるものを選んでもらいました。すると、日本では、「そう思う」(「非常にそう思う」、「ややそう思う」を合算)と回答した人の割合が38%でした。これは、24ヵ国中で最も低い結果となりました。日本人の場合、高齢になるまで働く必要性を感じている人は多いですが、年を取ることことによって体力や活力の低下が生じることに関しては、諸外国の人の方が前向きに考えているようだ。
■調査概要
調査名称:「グローバル・モニター」
調査頻度:年1回
調査時期:2014年2月~3月
調査方法:主にインターネット調査(日本含む)。国により対面調査
調査対象:16歳以上の男女
対象者数:24ヵ国でn=24,000(調整を実施)。日本は977名
調査国:日本、韓国、中国、インド、インドネシア、タイ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ロシア、ポーランド、トルコ、南アフリカ、ケニア、ナイジェリア、メキシコ、コロンビア、ブラジル、アルゼンチン

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