Pasona Education(パソナエデュケーション)青田朱実社長にインタビュー

2014/10/20

香港だからこそ出来た。私を支えてくれた全ての人々に感謝。

女性が活躍する香港、そして広東。
今週号からPPWは輝く女性にスポットを当てた連載をスタートする。
第1回目を飾るのは、アジアを駆け巡り多忙な毎日を送るパソナエデュケーション代表取締役社長青田朱実さん。
輝く笑顔はどこからくるのか。香港に来るまでのいきさつやこれからの夢、展望などを語っていただいた。

パソナエデュケーション青田朱実社長にインタビュー

パソナエデュケーション青田朱実社長

青田朱実(あおた・あけみ)さんプロフィール
神奈川県横浜市出身。香港在住歴30年。
1990年よりパソナエデュケーション代表取締役社長を務め、講師としてアジア各地を飛び回る。
イギリス人の夫、大学生の男の子、女の子の4人家族。

1987年にPASONA香港に入社した青田社長。1990年より現職につき、今では生徒数3,000名ほどにのぼる。代表取締役業務をこなすほか、接客や社員研修等でアジア各国を飛び周る。

●香港に来られたきっかけを教えてください。
日本では、日本エアシステム(JAS)に入社。当時まだ若かったにも関わらず、教官に抜擢され、地上職や乗務員のトレーニングを任されていました。でも、25歳になったあるとき、「親元を離れて海外に行ってみたい!」と思い立ったんです。当時、海外という言葉からすぐに連想できたのが、11ヶ国を飛んでいたキャセイでした。「ここなら世界を見られるかも」そう思って採用試験を受けたところ運良く採用していただき、それでキャセイで客室乗務員として働くことになりました。それからが香港生活のスタートですね。

●客室乗務員の仕事はいかがでしたか?
キャセイでは、ファーストクラスも担当するようになりました。ファーストクラスを利用されるお客様は、実に様々な方がいらっしゃいましたね。素晴らしいお客様もそうでない方も…(笑)。3年経ったとき、「もう世界を見たし、満足だな」と思い、退職を決意しました。それで香港PASONAに登録に行ったんです。1987年。まさかそこで働くことになるとは思いませんでしたね。

●人材会社を志望されていたのですか?
いいえ、当時は特に考えていなかったですね。なかなか自分にぴったりの仕事が見つからず…足繁くPASONAに通っていましたね。そのうち、あんまり頻繁に通っていたもんだから、「青ちゃん!また来たのか!」なんて声を掛けていただくようになりました(笑)。そんなある日、「うち(PASONA)に来る?」との声をかけてもらい、それで香港PASONAに入社することになったわけです。

●香港PASONA入社後はどのような仕事をされていたのですか?
当時の自分に何ができるかと考えたところ、ぜひ教育ビジネスを拡大展開したいと思ったのです。これまでのインストラクターとしての経験を活かし、先ずは香港人対象の日本語クラスを開講しました。社長からは、「ファーイースト・フィナンシャルセンター37階の応接間を自由に使っていいよ」と言われ、初めてのことに戸惑いながらも必死でしたね。手探りで頑張っているうちに、日系企業で働く香港人の生徒や、駐在で香港に来た日本人の生徒など、どんどん増えていきましたね。おかげさまで、当時200名くらいだった生徒さんが今では3,000名に。その頃生徒だった人のお子さんが今パソナエデュケーションの生徒、ということもあるんですよ。親子2代。嬉しい限りです。

また、香港人相手の仕事を始めてからは、日本のことが大好きな香港人が非常に多いことに驚きました。40回くらい日本に行ったことがあると言っている生徒さんもいました。香港人と接する機会が増えたので、香港人の考えが如実に分かり、彼らからもらう情報はとても新鮮でした。

パソナエデュケーション青田朱実社長の日常

●若くして経営者に。どんなところにご苦労されましたか?
教育ビジネスが軌道に乗るまでは、もう狂ったように働きました。パソナエデュケーションを学校組織とするにあたり、経営とは何か?から始まり、外国人教師の雇用や教育省への諸々の書類提出など…。当時は今のように語学学校もそう無かったので、わからないことだらけでした。財務、総務、人事など、会社運営に必要な知識をとにかく収集しなければならなかったので大変でしたね。でも、PASONAという母体があり、また、諸先輩方の協力や優秀なスタッフとの出会い、家族の協力があったおかげで自分も会社も成長していくことができました。

●どのような工夫をされましたか?
会社を経営していく上で、全ての事を自分自身で把握し、こなしていくのは不可能だと思いましたので、自分が不得手な部分に関しては、有能なスタッフを入れ、会社運営に関わるあらゆる面をカバーできるようにしました。できないところに時間をかけるより、自分が外に出て、得意なところに時間を割いたほうが効率良いですからね。私と一緒に働いてくれた周りのスタッフにも感謝の気持ちでいっぱいですね!みんな賢い方たちばかりで、設立当時から今も一緒に働いているメンバーもいます。

パソナエデュケーションという会社

●常に周りへの感謝の気持ちを忘れない青田さん、素敵です!仕事と家庭の両立はどのようにされていたのですか?
イギリス人の夫と結婚し、1993年には第一子が、1995年には第二子が生まれました。出産前はもちろん休みましたが、やっぱり仕事が気になり…出産後5日目には働いていました(笑)。
自分が仕事で日中子供に付きっきりということは難しかったので、子供については厳しくするようお手伝いさんにお願いをしていました。香港では、全てお手伝いさんが担当してしまい、子供が偉そうな態度をとっているという光景もよく目にしますが、そういうふうには育ってほしくなかったんです。当たり前のことは当たり前にできるようになってほしかった。おかげで今は二人ともそれなりに成長してくれました。お手伝いさんにも恵まれたと思っています。

●これからの日本人に期待されることは何ですか?
真のグローバル人材が沢山増えてほしいですし、また、育てていきたいと思っています。私たちが行っているプログラムの中に、Pasona Global Edgeという香港滞在型の人材研修があります。フィールドワーク、現地学生やビジネスマンとの討論会などを通じて、グローバルに活躍できるスキルを磨く研修ですが、討論会などを見ていると香港人は積極的に喋るのに日本人は黙ってしまうというケースがよく見られますね。世界で勝ちぬいていくための力を養ってほしいと思っています。

今はグローバルの時代。世界で通用する日本人がどんどん増えていってほしいなと思います。

●最後に、青田さんの夢を教えてください。
私自身、香港にはとてもお世話になりました。周りの人にも環境にも本当に恵まれ、香港だからこそ出来たことが沢山あります。どんな形で関われるかわかりませんが、香港をサポートしていきたいですね。それに、香港の日本ファンを増やしていければとも思っています。もちろん、先ほど話した「日本人のグローバル化」も目指したいと思っています。

月の半分は香港で、残りはインドやインドネシア、シンガポール等アジア各地を飛び回り、多忙を極める青田社長。常に周りへの感謝の気持ちを忘れない姿勢に記者は感動した。

Pasona(パソナ) ロゴ

Pasona Education Co. Limited
住所:2/F., One Hysan Avenue, CWB
電話:(852)2577-8002(代表番号) ファクス:(852)2890-8160
メール:[email protected] ウェブ:http://www.pasona.edu.hk

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