海外で作る自分年金セミナー「レッセフェールは香港の宝」謙信アセットコンサルティング

2014/09/01

木津英隆

香港金融管理局(HKMA)の陳徳霖総裁は8月4日、HKMAのウェブサイトに掲載した論説で「香港が中国本土化すれば競争力を失う」との見方に反論した。香港は本土との連携緊密化で「本土化」し競争力を失うとか、中国の資本取引が開放されれば香港は国際金融センターの地位を失うと社会で取りざたされているが、陳総裁はこれらの見方はすべて誤りと指摘している。中国が開放すればするほど香港は国際金融センターとしての前途が広がることや、上海・香港両証取の相互乗り入れは香港の資本市場や人民元業務を拡大するものと説明し、香港と上海のゼロサムゲーム論を否定した。また、香港の経済自由度は、欧米でも権威のあるウォールストリート誌調査で、20年連続で世界一の評価を受けており、政府が必要以上に経済政策に関与しないレッセフェール(自由放任主義)は香港の宝だ。香港では金融規制が少なく、法人税の最高税率が6.5%、所得税の最高税率が15.5%というタックスヘイブン税制のメリットを生かして、世界中の金融機関が香港に集まっている。更に香港は投資優遇税制になっており、個人年金プランの運用によって得られる投資・配当収益は全て非課税となる。但し、将来的に日本国内に資産を戻す場合、海外資産の運用収益が課税対象になるため、海外で一定期間老後を暮らす前提で運用した方が有利だ。香港在住歴11年の保険コンサルタント・木津英隆氏も「香港ほど自由放任で仕事をさせてもらえる場所は他にはなく、香港の一国二制度は健在で、香港はこれからも香港であり続けるだろう」と言っている。自分の年金は自分で作る時代、国際金融センター香港の金融機関を活用するメリットについて詳しく知りたい方は、「海外で作る自分年金セミナー」に一度参加されてみてはどうだろうか?個別相談も随時可能とのこと。

<セミナー日時・場所(参加費無料)>
9月13日(土)13:00~15:00深セン・粤海酒店11階会議室
9月14日(日)14:00~16:00香港・謙信アセットコンサルティング会議室
お問い合わせはメールもしくはお電話で
メール:info@kenshin.com.hk
電話:(852)2567-1366 携帯:(852)9062-0532
住所: Level 3A, Causeway Corner, 18 Percival St., CWB
HP:http://www.kenshin.com.hk
Facebook:謙信アセットコンサルティング(香港)

プロフィール:木津英隆(きつひでたか)謙信アセットコンサルティング(香港)代表取締役。長崎県出身、1996年青山学院大学法学部卒。ロイター通信、米系格付け会社S&Pを経て、2009年より現職。特に将来的な年金・保険・学資対策プランニングを得意とする。

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