第13回「MONEX グローバル投資家サーベイ」マネックス証券株式会社

2014/08/06

右上がりグラフ

 

 

 

 

 

 

マネックス証券株式会社は、2014年6月、日本、米国、中国(香港)の個人投資家を対象として、第13回「MONEX グローバル投資家サーベイ」を実施した。

■調査結果の要約
1.個人投資家の世界の株式市場に対する見通しDI
今後3ヶ月程度の世界の株式市場に対する見通しは、日本と中国(香港)の個人投資家は強気ではあるものの、中国(香港)の個人投資家の見通しDIの割合は前
回よりも低下している。一方、米国の個人投資家の投資家心理は、調査期間中にダウ平均、S&P500が史上最高値を更新したにもかかわらず、弱気であることがわ
かった。
2.株価期待値の地域差
各地域の個人投資家に今後3ヶ月で最も期待できる地域の株価についてたずねたところ、日本の個人投資家は、前回調査時(2014年3月実施)は米国への期待が最も高かったが、今回調査では日本への期待と同等となった。米国の個人投資家は、前回調査時よりその割合は減少したが、過半数以上が米国へ期待している。日本への期待は以前よりも高まっており、前回調査時の2倍以上となった。中国(香港)の個人投資家は、アジア(日本を除く)への期待が最も高く、次いで米国への期待が高くなった。また、3つの地域の中では欧州(英国)への期待が比較的高いのが特徴的といえるだろう。
3.業種別の魅力度
米国、中国(香港)の個人投資家が魅力に感じている業種は、前回調査時(2014年3月実施)同様、それぞれ「テクノロジー」「ヘルスケア」「エネルギー」が上位3位を占めた。また米国・中国(香港)の個人投資家にとって魅力的な業種は、引き続き共通していることが分かった。日本で人気の高い「不動産」「自動車」は、米国、中国(香港)では不人気で13位、14位であった。日本の個人投資家の「魅力的であると思う業種」ランキングでは、「自動車」が2ヶ月連続首位。そのほか「不動産」(3位→2位)「通信」(6位→4位)が順位を上げた。反対に順位を下げたのは「商社」(2位→5位)、「ハイテク」(5位→6位)、「石油関連」(11位→12位)。

4.FRBの金融政策の見通し

米連邦準備制度理事会(以下、「FRB」)の金融政策である量的緩和の縮小が今年中に予定通り終了するかたずねたところ、「終了する」と考えている個人投資家は、日本:55.4%、米国:46.0%、中国(香港):40.8%となった。また、FRBの利上げ開始時期についてたずねたところ、日本の7割以上、中国(香港)の6割以上の個人投資家が2015年中に利上げを開始すると考えていた。一方で、米国の個人投資家で2015年中に利上げを開始すると考えている割合は、半数に満たなかった。

■調査の概要と回答者の属性
調査方式:インターネット調査
(日本)
調査対象:マネックス証券に口座を保有している個人投資家
回答数:1,174件
調査期間:2014年6月6日~6月9日
(米国)
調査対象:TradeStation Securities, Inc.で取引する個人投資家
回答数:113件
調査期間:2014年5月27日~6月10日
(香港)
調査対象:Monex Boom Securities (H.K.) Limitedで取引する個人投資家
回答数:493件
調査期間:2014年5月26日~6月6日

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