香港IFA 木津英隆のマネーは巡る

2021/09/01

2021年9月号「最近の香港ビジネス環境について」

セミナーC

昨年6月30日に香港国家安全維持法が施行されてから1年が経過しましたが、欧米企業を中心とした多くの外資系企業は、おおむね国家安全法によって社会は安定を回復し、安心してビジネスができるようになったとの意見が多数派を占めています。

国家安全法の施行後、新規株式公開(IPO)市場では5千億ドルが資金調達されたこともあり、2020年の資産運用残高は前年比21%増加しています。さらに、米国のバイデン政権が商業警告を出した際に、香港米国商会は「香港のビジネス環境は非常に良い」とのプレスリリースを出し、ウォール街とワシントンの見方は異なると言及しています。

国家安全法の施行当初は、FacebookやGoogleのサービスが利用できなくなるという噂もあり、戦々恐々とした雰囲気でしたが、蓋を開けてみれば、全くそのような情報統制もなく、社会が安定を取り戻したことで、金融市場にはプラス効果の方が多かったようです。

香港は世界の証券取引所のIPO資金調達額ランキングで2018年~2019年は2年連続世界一、2020年も第2位の約5兆2257億円(第1位はアメリカのナスダックの約5兆5581億円)となっており、常に米国ナスダックと世界一の座を争う立場にあります。また、香港は最大のオフショア人民元市場でもあり、中国における海外からの直接投資(FDI)の受け入れ額の8割は香港経由となっています。

一国二制度となっている香港・中国間には物理的なボーダーが存在し、金融や為替制度も全く異なります。中国本土における人民元市場の自由化には相当な時間を要するため、香港は海外から中国への資金の玄関口となっています。香港の代替地が存在しない限り、世界の金融センターとしての香港の役割を中国政府が安易に手放すことは対外政策的に想定できず、香港の金融面での優位性は今後も継続されることになるかと思います。

将来的な年金対策の一つとして、香港の保険商品およびオフショア投資商品を活用するメリットについて詳しく知りたい方は、以下の「海外で作る自分年金セミナー」に是非ご参加ください。

面談A

◎セミナー日時・場所(香港時間、参加費無料)kenshin_seminar1
9月18日(土) 香港湾仔 10:00~12:00、14:00~16:00
9月20日(月) ZOOMオンライン 19:00~20:30
※以下HPの「セミナー申込」or「QRコード」をスキャンしてください。
HP: www.kenshin.com.hk
Email: kitsu@kenshin.com.hk
WhatsApp: +852-9062-0532
LINE & WeChat: hidekitsu1

 


2021年8月号「香港の保険運用が有利な理由」

 

香港は1997年7月1日に、イギリスから中華人民共和国へ返還されたことによって、香港特別行政区政府が発足しました。香港特別行政区は中華人民共和国において省や直轄市と同等(省級)の地方行政区とされます。しかし、返還後50年間は一定の自治権の付与と本土と異なる行政・法律・経済制度(一国二制度)の維持が認められています。

この一国二制度システムの解釈を巡って、近年、香港を取り巻く様々な国際政治的な動きがありますが、そうした国際政治情勢が香港の金融市場に与える影響は極めて限定的なものであり、今後も香港はアジアの中の国際金融センターとしての機能を維持していくことになりそうです。本日のブログでは、その客観的な理由について説明させて頂きます。

まず、昨年6月30日に香港国家安全維持法が施行されてから1年が過ぎましたが、その間も香港ドル市場への資金流入が続いています。1US$=7.75~7.85HK$間の目標相場圏制度となっている対米ドル為替レートで、1US$=7.75の上限値を維持するため、香港金融管理局(HKMA)による香港ドル売りの為替介入が継続されており、香港の外貨準備高が増え続ける状況が続いております。香港の外貨準備高は香港ドルの総発行量の2倍超に上ることから、全ての香港ドルが売られたとしても米ドルペッグ制は維持可能です。

また、香港の国庫には約16兆円もの余剰資金(香港市民一人当たり213万円)があり、過去の金融危機時においても香港内の銀行預金は全額保護されていることから、香港の金融機関は海外の投資家からの信頼が厚く、個人投資家が安心して資産運用できる環境が整っていると言えます。そのため、香港の資産運用業務で管理されている資産総額も昨年から一貫して増え続けています。

さらに、香港は世界の証券取引所のIPO資金調達額ランキングで2018年~2019年は2年連続世界一、2020年も第2位の約5兆2257億円(第1位はアメリカのナスダックの約5兆5581億円)となっています。中国本土における人民元市場の自由化には相当な時間を要するため、香港は海外から中国への資金の玄関口としてのゲートウェイ市場としての役割も持ち続けることになります。

そして、香港は中国本土外で最大のオフショア人民元市場でもあり、中国における海外からの直接投資(FDI)の受け入れ額の8割は香港経由となっています。一国二制度となっている香港・中国間には物理的なボーダーが存在し、金融や為替制度も全く異なります。香港の代替地が存在しない限り、世界の金融センターとしての香港の役割を中央政府が安易に手放すことは対外政策的に想定できず、香港の金融面での優位性は今後も継続されることになるかと思います。

最後に、香港の金融機関は過去数度の金融危機を経験して、その度に金融システムが強化されてきており、個人が安心して資産運用できる環境が整っています。香港の主要保険会社の格付けが総じてJ国債の格付けよりも高いことを考慮すると、大切な資金はタンス預金よりも香港の保険会社で長期運用する方が、安全性が高いと言えます。

将来的な年金対策の一つとして、香港の保険商品およびオフショア投資商品を活用するメリットについて詳しく知りたい方は、以下の「海外で作る自分年金セミナー」に是非ご参加ください。

◎セミナー日時・場所(香港時間、参加費無料)

8月21日(土) 香港湾仔 10:00~12:00、14:00~16:00
8月23日(月) ZOOMオンライン 19:00~20:30
※以下HPの「セミナー申込」or「QRコード」をスキャンしてください。
HP: www.kenshin.com.hk
Email: kitsu@kenshin.com.hk
WhatsApp: +852-9062-0532
LINE & WeChat: hidekitsu1


プロフィールBKenshin_logo講師プロフィール:
木津英隆(きつひでたか)
謙信アセットコンサルティング(香港)代表

1974年生まれ、ロイター通信(香港)、米系格付け会社S&Pを経て、2008年より香港のIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に所属する資産運用コンサルタントとして勤務。顧客ニーズに合わせて、確定利回り型個人年金プラン、貯蓄型生命保険、オフショア投資商品、相続対策商品など幅広い金融商品を提案可能。格付け会社勤務経験を生かした金融商品のリスクとリターンの丁寧な説明に定評がある。また、初心者にも分かりやすい小口投資家向け「海外で作る自分年金セミナー」をオンラインで毎月開催。
香港保険業監督局ライセンス番号:IA5000

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