キレイをつくるレシピ帳 第48回「戻りカツオレシピ」
皆さんこんにちは。フードコーディネーターの川島です。
美容を絡めた日本のトレンドを基に、
「キレイをつくる」レシピを皆さまにお届けしていきます。
メイクや服装で見た目を変えることはできますが、
本当のキレイは身体の中から。
これから紹介していくレシピを日々の生活に取り入れて、
心も体も美しくなりましょう!
美味しくキレイを手に入れよう
~戻りカツオレシピ
初カツオのシーズン(4~5月)が過ぎ、三陸沖で漁獲される脂の乗った美味しい戻りカツオの時期(8月中~9月下旬)がやってきました!
夏の疲れが出始める8月の終わりに、ぜひ取り入れたい「戻りカツオ」。カツオは、胃腸を温めて消化・吸収を助け、気血を補い、疲労回復・貧血に効果的。そして餌をたっぷり得て初カツオより一段と大きくなり脂の乗った戻りカツオは、アンチエイジングに効果的なオメガ3系の脂肪酸を豊富に含んでいます。脳の働きを活性化するDHAや血液サラサラ効果のあるEPAといった栄養素を含むオメガ3系脂肪酸は、加熱に弱いのでぜひ生食で。
今回はカツオを和風仕立てのカルパッチョにした、お野菜たっぷりのラビゴットソースを添えたレシピをご紹介したいと思います。
❶カツオは薄切りにし、冷蔵庫で冷やしておく。
❷トマトは8mm角にカットし、ザルにあけ余分な水気を切る。
アーリーレッド、きゅうりはそれぞれ5mm角にカットする。
❸ボウルにAを入れよく混ぜ、②の野菜を加え絡める。
➍平皿にカツオを並べ全体に塩・こしょうをし、③のラビゴットソースをかける。
ソースに使用したトマトときゅうりは水分代謝を高め潤いを与えてくれます。タマネギは脾を健やかに気の流れをよくし血液サラサラ効果が。今回は彩りと共に紫の色素成分アントシアニンを一緒に盛り込むためアーリーレッドにしましたが、なければ普通の玉ねぎに変えても美味しく頂けます。
まだまだ暑さ厳しい残暑を乗り切るためにも、戻りカツオで美味しくキレイを手にしてくださいね。
カツオのカルパッチョ~和風ラビゴットソース(材料)
●カツオ(刺身) 1柵
●ミディトマト 1個
●アーリーレッド 1/4個
●きゅうり 1/2本
●Aオリーブオイル 大さじ2
●Aゆずぽん 大さじ2
●A米酢 大さじ1
●A生姜(おろし) 小さじ1/2
●塩・こしょう 各少々
協力:日本ボディスタイリスト協会
参考文献:食品成分表、新エステティック学
川島 令美 (かわしま れみ)プロフィール
フードコーディネーター/料理家/モデル
女優・モデル業と並行し、現在はフードコーディネーターとしてテレビドラマ、広告などのフードコーディネートやスタイリング、雑誌や書籍、WEB媒体にレシピやコラムを掲載、飲食店店舗のメニュー開発や監修、そして料理系のセミナーやイベントへの出演など幅広く活躍中。美食同源を提唱しており、日本ボディスタイリスト協会の食学科顧問を務めセミナーなども行っている。
公式HP:www.vivienne.co.jp/remi