漢方と現代の融合「農本方中医クリニック」紅磡

2018/11/14

健康増進のためには近代的な漢方が、より妙方がある

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漢方薬と言えば、生薬を土瓶に入れて時間をかけて煮出した“煎じ薬”であるとのイメージが一般的で、非常に手間がかかるのみではなく、飲み味も大変に苦いため、多くの人々が漢方薬を敬遠してしまう。しかし、現代科学や技術の発展に従ってその伝統的な煎じ薬を、より飲みやすい形のエキス顆粒剤へと進化を遂げ、近年、多くの中医クリニックでは漢方エキス顆粒剤を提供し、漢方の近代化及び普及に大きく貢献してきた。
今回のPPWでは、漢方エキス顆粒剤を用いての漢方診療を特徴とする農本方中医クリニックをご紹介したい。

 

伝統的な漢方と現代的な技術の融合

農本方中医クリニックは、伝統的な漢方医学の理念を継承しながら、素晴らしい医術の専門医と高度な医療設備を備える近代的なクリニックである。患者の利便性を考えて携帯しやすく飲みやすい漢方エキス顆粒を提供するとともに、先進的な漢方診療及び調剤管理システムを備え、外来患者により安全・快適・信頼できる医療サービスを提供している。

農本方中医クリニックに従事している漢方医はすべて漢方医師免許を有するもので大学または大学以上の学歴と豊富な臨床経験を持っている専門医である。診察には「望診」「聞診」「問診」「切診」と呼ばれる四診を用いて総合的に病気の原因を解析しながら、診断および治療に臨んでいる。また、患者に鍼灸、カッピング、塗り薬などのサービスも提供している。

さらに、患者の受付、既往歴や家族歴から、医師による医療診察記録、処方の選定、在庫管理、漢方エキス顆粒剤の調剤まですべて電子化で一元化管理している。

なお、クリニックが提供している「農本方」漢方エキス顆粒剤は、香港にて中国政府によって認められた唯一の漢方エキス顆粒剤で、香港各大病院や医療機関に指定されている。「農本方」漢方エキス顆粒剤は、携帯性や保存性に優れていることは言うに及ばず、伝統的な煎じ薬と比較しても、有効成分含有量や効果を確保できる。厳しい品質管理を行い、有効成分や安定性試験のみではなく、重金属や残留農薬の検査を実施し、安全性と安定性の面においても伝統的な中薬材より優れている。

 

漢方女医の美と健康へのアプローチ

IMG_6492オトナ女子の美しさは正しいスキンケア製品による体の外側からもちろんであるが、意識的に食べ物や漢方による身体の調整を行うという内側からのアプローチはよりさらに美しくなることができる。

中国人と日本人のハーフである漢方医の福楊小樂先生(Fukuyanagi, Sasa)は早稲田大学を卒業後、香港で漢方を学び、香港大学で中医学学士を修得した。現在は、香港で登録された漢方医として活躍している。今回、PPWは福楊先生にインタビューし、健康保健における漢方の利点及び養生学に対する考えについて伺ってみた。

 

PPW:「天灸」とは何ですか?

福楊小樂先生:天灸とは伝統的な漢方治療法の一つですが、「三九日」、つまり1年の中で最も気温が低い冬に温熱の漢方薬を配合した膏薬をツボに貼る(三九貼とも呼びます)という温感治療法です。ツボへの薬物刺激やツボによる薬物吸収により、陽気を高めて人体の陰陽バランスを達成させて抵抗力や免疫力を強めます。冬によく見られる病気や鼻炎、アレルギー、喘息、頻繁な風邪、冷え性、体力の低下などの症状を改善することができます。

 

PPW:香港気候の特徴からにどんな病気になりやすいでしょうか。それをどのように予防したらいいですか?

福楊小樂先生:日本と比べて香港の気候は、気温が高く、そして一年を通じて湿気が多いのが特徴です。こうした環境や食生活、生活習慣などの違いが、漢方医学で言われる脾胃機能(消化や代謝)の低下につながり、体調不良、慢性病、或いは日本人によく見られるアトピー性皮膚炎や湿疹などの皮膚病の悪化になりやすい恐れがあります。

今まで、“煎じ薬”しかなかった漢方薬を、「農本方」は便利で汎用性の高い顆粒状のエキス剤に変えたため、当クリニックでは患者一人ひとりにあったオーダーメイドの処方をしています。健康に悩みを抱えた方、体質を改善させたい方、是非一度相談しに来てください。

 

 


農本方中医クリニック(Whampoa Clinic)IMG_6468
住所:Shop G4C, Treasure World(Site 11), Whampoa Garden, HungHom
時間:月~金10:00~20:00、日10:00~19:00、土・祝休
電話:(852)2770-0008(要予約)
メール:clinic_whampoa@purapharm.com

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