春・からだケア 楊さちこ中医美容学

2014/03/03

中医学には【自然界のすべてのものは「春に生じ(発生)、夏に長じ(成長)、秋に収め(収穫)、冬に蔵(きす)む(貯蔵)」という教え】があります。

≪韮を食べてカルシウム補給≫
花が咲き乱れ若葉が芽吹くように、自然界すべてのものが新しく生まれ、のびやかに成長する季節。生長の季節にはカルシウムの補給を心がけましょう。
春は骨の生長する時期です。骨がスカスカになると、その上に付いている肉もスカスカに。
肌のたるみがないようにするために、カルシウムの豊富な【韮】をたくさん食べるのがおすすめです。骨の形成を助ける食べ物はほかには、大豆、びわ、真珠などがあります。
*「春に青いものを食べる」=「青春」ともいわれています。

≪春眠暁を覚えず≫
春に起こりやすい肌トラブルの大きな原因となるのがホルモンバランスのくずれ。
この影響により、お肌が敏感になりアレルギーや肌あれなどのトラブルが起こりやすくなります。
からだや肌のバランスを整えるためにも、いい睡眠は必要不可欠です。
肝臓は、お肌のコラーゲン(蛋白質の一種)やエラスチン(弾力繊維)を合成し、弾力を与え、水分や脂分を上手に調整する働きがあります。
その肝臓は午前1時から3時に活動し、午後10時から午前2時の間は成長ホルモンが活発に働き、お肌を整えてくれています。
この時間に起きているのは、内臓にとっても、お肌にとっても嬉しいことではありません。
最低でも12時までには就寝するよう心がけましょう。

≪心と体に効くリラックス瞑想法≫
手軽に出来て効果抜群の瞑想法です。
①イスの端にお尻と太ももの境目を乗せるように座ってください。
②足は肩幅と同じくらいに開き、手のひらは上に向けてください。
③背筋を伸ばし、息を吐きながら首をゆっくりと天井と顔が平行になるまで後ろにそらして下さい。そのままの状態で30秒。そして、ゆっくりと元に戻してください。

≪リラックスする眠りのカタチ≫
全身の筋肉をゆるめ、自然な形にのばすと、人間の体は「大」の字になります。
「大の字」になって眠るのは、心と体がリラックスしてしまういいカタチ。また、両手両足を大きく広げるのは軽い体操をしているのと同じ効果が得られます。

≪ムカつきが高じて起きた頭痛を鎮める方法≫
ストレスや極度の興奮時に起きる頭痛の原因は血圧の一時的上昇によるものが多いのです。
シャンプーをするような感じで指のはらを使って後頭部をまんべんなく揉むツボマッサージにより、血圧が下がるので、気持ちも落ち着き痛みも消えます。

≪体調で選ぶ食べ物(ストレスを感じるとき)≫
ストレスがたまってきたらこまめに発散させることが大事です。体内の気の流れをスムーズに整えて精神の緊張をやさしくほぐしてくれる食物を選びましょう!
○薄荷:体にこもった熱を取って、気の流れを整える働きがあります
○ウコン:肝臓の働きを高め、血の巡りをよくして心もからだも丈夫にしてくれる働きがあります
○薔薇の花:香りもよく、緊張をほぐしてくれます。
おまけにビタミンCも豊富

 

楊さちこ

【楊さちこ先生のプロフィール】
1961年大阪生まれ。南京中医薬大学。中医美容教授・中医学博士。日本と香港・中国のアジアンコスメブームに火をつけた第一人者。アジア各地において商品開発から美に関するトータルプロデュースを手がけるほか、各地において美容セミナーを開き、「楊さちこ式美容メソッド」「脱ファンデーション」を伝え、幅広い年齢層の男女から絶大な信頼と支持を得ている。
楊さちこのアジアンビューティースタイル公式サイトRepeque®-レピークhttp://www.yo-sachiko.com
香港ときどき海外発!中医学博士・楊さちこの『アジアンビューティまっしぐら』@アメブロhttp://www.asian-cosme.asia/

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