サツマイモの健康効果

2017/10/16

秋は甘くて美味しいサツマイモが恋しくなる季節。
食物繊維が豊富で血糖値に作用しにくいサツマイモは、実は糖尿病患者などの血糖値を気にする人にとって適した食品であることをご存知だろうか。血糖指数が低い食品は、糖尿病患者が血糖をコントロールするのに役立つが、その健康効果を最大限活用するために、以下のことを知っておいてほしい

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グリセミック指数
グリセミック指数はトロント大学の教授、Dr.デビットが考案したもので、食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に表現した数値のことだ。この指標は、消化後に炭水化物が血液に吸収される速度を測定でき、指数が低いほど糖尿病患者に適しているとされる。高血圧と糖尿病の合併症を防ぐのにも有効だ。サツマイモのグリセミック指数は44であり、望ましい数値とされる55より低いので、糖尿病が気になる人には適した食品と言える。

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食物繊維
サツマイモは食物繊維を多く含んでいるが、皮ごと食べるとより多くの食物繊維を摂取できる。食物繊維を摂取すると、体内ででんぷん質の消化速度が遅くなってグリセミック指数を低下させ、血糖値をコントロールするのに役立つ。

調理方法について
調理の方法はサツマイモの血糖指数に影響することを忘れてはならない。例えば、茹でたり、茹でた後つぶしたサツマイモは早く消化されるため血糖指数が上昇しやすく、血糖値が急上昇する可能性があるため、あまりおすすめできない。意外かもしれないが、食物繊維と同様に、脂肪分は消化の速度を遅くして低い血糖指数を維持するので、皮をむかずにオイルでソテーするなどの調理方法が向いている。

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