日本と中国の美意識調査 GMOリサーチの調べ

2014/02/18

日本と中国の美意識調査

近年、日本では様々な痩身グッズや新しいダイエット方法が次々と登場し、痩身関連のマーケットは拡大の一途をたどっている。テレビや雑誌などでも取り上げられ、老若男女問わず多くの人が注目していることが伺える。

そこでGMOリサーチは、実際に消費者が「痩身」についてどの程度関心を寄せ、痩身の努力をしているかなどの実態を把握するため、健康志向の高い日本と中国においてインターネットを通じアンケートを実施した。

●美容に関する意識

まず、「美容に関する関心度」を聞くと、「非常に関心がある」と回答したのは日本では26.3%だったのに対し、中国では2.5倍以上の68.7%だった。「やや関心がある」との回答を合算すると、日本80.3%、中国95.7%となり、美容についての関心度は両国とも非常に高いことが分かった。

また、「美容に関する情報で参考にするもの」を聞くと、日本の1位は「テレビ番組の情報」が51.6%なのに対し、中国の1位は「クチコミ」で71.6%と圧倒的に多かった。

●痩身について

痩身に「非常に関心がある」「やや関心がある」と回答した数値を合算すると、日本では61.8%、中国では80.3%となり、美容同様に痩身に対する関心度も高いことがわかった。痩身の為に取り組んでいることについては、多くの項目で中国の数値が日本の1.5~2倍となり、中国では痩身のために実際に行動している人が多い事が伺える。両国とも「バランスの良い食生活(日40.8%、中73.4%)」、「野菜・果物の摂取(日34.0%、中66.5%)」が上位を占めており、痩身グッズやエステなどを利用するのではなく、日常生活の中で比較的容易に取り組める対策が人気のようだ。

また、ダイエット食品(痩身を目的とした食品)の購入経験、関心度については、「現在購入している」「過去に購入したことがある」と回答したのは、日本で34.6%。中国で54.8%となり、中国の方が日本よりもダイエット食品への関心が高いことが分かった。

中国では、普段から周囲の人や媒体を通して美容に関する情報を集めるほか、痩身の為に行動している人が大多数を占めている。行動の内容としては、食生活の改善といった、普段から容易に取り組める対策が好まれる一方、痩身グッズやダイエット食品の購入経験はさほど多くないことが明らかになった。反対に、日本では痩身への関心の高さの割に、実際に何かしら行動を起こしている人が、中国に比べて少ないようだ。

●調査テーマ:痩身に関する実態調査について
●調査地域:日本、中国
●調査対象:20~40代の女性
各国1,000名ずつ計2,000名
●調査期間:2013年11月20日~2013年11月22日
●調査方法:インターネット調査(クローズド調査)

アンケート

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