気になるニキビと毛穴対策 楊さちこ中医美容学

2015/08/18

 

 【ニキビ】
皮脂の分泌が多すぎるとニキビができやすくなります。さらに、外からの汚れが毛穴をふさいだり、多く分泌された皮脂と角質の汚れによって分泌線の導管が詰まってしまうのが原因。それを手で触ったりして細菌がつくと炎症を起こし、膿をもったりします。また、年齢を重ねるにつれておでこからあごや首へと下がっていき、下のものほど治りにくくなります。
大人ニキビの原因
・ストレスによるホルモンバランスの崩れ
・栄養バランスの崩れ(偏った食事)
・間違った化粧品の使用
・アレルギー体質
・手でさわる癖がある など
大人ニキビ対策
お手入れ方法:常に清潔に保つ(手で触らない、もちろんつぶさない)
乾燥を防ぐ(思春期型のニキビと決定的に違うところ)
栄養:タンパク質をよく摂りましょう。糖分脂肪分の多いものは避け、コーヒー、チョコレート、刺激物はなるべく避け、食物繊維はたっぷり(煮物や、スープ煮などの温野菜をとると良い)。ビタミンB2、レバー、背の青い魚、卵もいい。胃腸の調子の悪い人はヨーグルトを摂りましょう。アレルギーの方はビタミンB6、ビタミンC等を摂りましょう。生活:ストレスや、不摂生の改善を心がけましょう。

【ニキビ跡】
ニキビが治ったあとに出てくるニキビ跡。跡の大きさは炎症のひどさに比例します。虫刺されや、傷跡が残りやすい人はニキビ跡の凸凹が大きくなりやすいので注意しましょう。ニキビ跡には2つの種類があり、陥没と色素沈着があります。
ニキビ跡を大きくしてしまう原因
・洗顔時に力を入れて洗いすぎる
・紫外線
・毛穴パックのしすぎ
・長時間メイクをしている など
ニキビ跡への対策
保湿:肌に常に潤いを与えておくと、凸凹跡が大きくなるのを防げ、肌にハリがでて、凸凹が目立たなくなります。ホワイトニング:ニキビの炎症によりできた色素沈着を薄くするために、美白化粧品を使いましょう。メラニンの大量発生を抑える効果があるので色を目立たなくしてくれます。

【毛穴】
本来毛穴は、汗や皮脂を分泌して肌に潤いを持たせる役割があります。毛穴が潤っているときは肌のきめが整っていますが、紫外線や空気の乾燥、老化によって肌が乾燥すると毛穴が目立ち、顔全体がくすんだように見えてしまいます。
乾燥やたるみで毛穴が目立つ場合
肌が乾燥すると、毛穴はすぐに目立ってきます。水分が少ないために肌のお抵抗力もダウンし、ニキビ、シミ、シワにもなりやすくなるので化粧水等でお肌の水分を補いながら、こまめに水を飲む事も大切です。
皮脂が詰まって毛穴が目立つ場合
皮脂の分泌が盛んな人に多いのがこのタイプ。毛穴に皮脂や汚れが詰まって、毛穴を広げてしまっている状態です。毎日きちんと洗顔して毛穴に皮脂や汚れがつまらないようにしましょう。

【唇のあれ】
角質層が薄く、皮脂腺や汗腺もないために外からの影響を受けやすいのが唇。一度荒れると、皮がむけたり、ひび割れたり、それが唇のしわとして残ったりしてしまいます。
荒れがひどいときはラップでパックを
リップクリームを唇よりは乱すくらい大きめに塗り、少し大きめに切ったラップを唇の上にのせて5分間。ラップの上から蒸しタオルをあてると効果的です。
ぼろぼろになった唇の皮のはがし方
お湯を少しつけたティッシュペーパーを唇に1分くらいあてておけばキレイに取ることができます。そのあとリップクリームをお忘れなく。

 

楊さちこ

【楊さちこ先生のプロフィール】
1961年大阪生まれ。南京中医薬大学。
中医美容教授・中医学博士。
日本と香港・中国のアジアンコスメブームに火
をつけた第一人者。アジア各地において商品開
発から美に関するトータルプロデュースを手が
けるほか、各地において美容セミナーを開き、「楊
さちこ式美容メソッド」「脱ファンデーション」を伝
え、幅広い年齢層の男女から絶大な信頼と支持
を得ている。
楊さちこのアジアンビューティースタイル公式サイト
Repeque®-レピーク
http://www.yo-sachiko.com
香港ときどき海外発!
中医学博士・楊さちこの『アジアンビューティ
まっしぐら』@アメブロ
http://www.asian-cosme.asia

 

楊さちこ 本

◆著書のおしらせ
「全部やろう!」なんて思わなくていい――。綺麗になると決めた日に、1つだけ始めよう。美しさを日々更新するための98の美容実践術をまとめた中医美容学の第一人者が教える美人への“最初の一歩”『昨日よりも綺麗になる魔法の習慣』(光文社知恵の森文庫)発売中

 

 

 

 

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