シミ、シワなどの肌の悩み解消法 楊さちこ中医美容学

2015/08/03

スグに役立つ肌の悩み解消法 ~その2~

【シミ】
シミを悪化させる一番の原因はメラニン色素。そのメラニン色素を増加させるのが紫外線。
紫外線にあたると肌の細胞などが酸化して、過酸化脂質を作り出します。これが肌にダメージを与え、シミを引き起こします。また、不規則な生活やストレスは、肌の新陳代謝を弱めてシミを作ります。さらに、生理前や妊娠中はホルモンのバランスが崩れやすくシミができやすくなります。
シミをとにかく増やさないために
・短時間の外出でも紫外線から肌を守る
・ホワイトニング化粧品を日常のケアに取り入れる
・汗はこまめにふき取る(肌は水分を得ると紫外線を通しやすくなる。)
・ビタミンCをとって体の中からシミを予防する
【くすみ】
くすみは、寝不足や体調不良から生じる肌の危険信号。その原因の多くは血行不良からくるといわれています。また、空気に触れた皮膚が酸化して、肌を黒くしていたり、クレンジング不足で古い角質が皮膚の表面に蓄積していたり、水分不足により透明感を失っている場合もあります。
足浴で血行促進
効率的に血行促進させる工夫として、深めのバケツ(またはゴミ箱でも可)を使う足浴がおすすめです。これならば、ひざまでスッポリ入ります。そしてタオルは3枚用意し、足浴後、1枚でよく両足を拭いたら、残りの2枚でそれぞれ両足を包み5分くらい保温します。これだけで温かさがずっと続きます。
古い角質を排除する
肌に蓄積した古い角質は、通常の洗顔ではなかなか落ちません。角質を落とす専用のマッサージクリーム等を使うか、週に1~2回の専用パックをするのがおすすめです。
肌に水分を補給する
肌がかさつくと細胞がめくれ上がり、そこに光が乱反射してくすんで見えてしまいます。
保湿効果の高い化粧品を使って常に潤いを保ちましょう。
【シワ】
シワの最大の原因は水分不足。肌から水分が奪われると、顔の動きに皮膚が柔軟に対応できなくなりシワができやすくなります。
クレンジングでは油分が多いと肌に多量の油分が残り、それを落とすために洗いすぎて、皮脂を落としきってしまうのでお肌が乾燥してしまい、シワの原因に。
また、洗顔の湯温は36~37度がベストです。しかし、これが40度を超えると皮脂が取れすぎてしまい、肌を乾燥させてしまいます。高温で毎日洗顔すればシワができやすくなります。その他、紫外線や、長時間にわたるファンデーションを肌の上に乗せておくのもお肌が乾燥しやすくなる原因となります。特に目の周りは顔のほかの部分よりも皮膚が薄くなっているのでちりめんじわになりやすいのです。
即目立たなくしたいとき
まずは洗顔で肌の汚れを落とし、保湿成分が浸透しやすい状態にしてから保湿パックをする。
毎日のシワのケア
化粧水、乳液、クリームは、指でシワを広げながら塗ることで溝の奥にも水分が行き渡りしましょう。
目じりのしわ(広げてマッサージ)
人差し指と中指で目じりのしわを広げ、アイクリームを少量取り、もう片方の指で螺旋を描くように10秒間ずつマッサージします。
眉間のしわ(上下に指をすべらす) 中指と薬指を鼻先におき、眉間の上の位置まで指を軽くすべらせます。これを30秒間上下繰り返します。
のどのしわ
洗顔時、スキンケア時にものども顔の一部だと考えてケアをしましょう。顔につけた化粧水やクリームをのどにも塗ります。塗り方は、手のひらを十分に使ってしたから上へ。あごを少し上に上げてすると簡単にできます。

 

楊さちこ

【楊さちこ先生のプロフィール】
1961年大阪生まれ。南京中医薬大学。
中医美容教授・中医学博士。
日本と香港・中国のアジアンコスメブームに火をつけた第一人者。アジア各地において商品開発から美に関するトータルプロデュースを手がけるほか、各地において美容セミナーを開き、「楊さちこ式美容メソッド」「脱ファンデーション」を伝え、幅広い年齢層の男女から絶大な信頼と支持を得ている。
楊さちこのアジアンビューティースタイル公式サイト
Repeque®-レピーク
http://www.yo-sachiko.com
香港ときどき海外発!
中医学博士・楊さちこの『アジアンビューティ
まっしぐら』@アメブロ
http://www.asian-cosme.asia

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