更年期太りを防ぐには?マイクロダイエットネット調べ

2015/05/06

ダイエット肌の露出も増える夏がやってきた。中華料理を食べては太る、運動不足でまた太る―。と肥満の問題を抱える人も少なくない。しかし、更年期の年頃になってお腹が出始めたら、それは内臓脂肪が増えてきたサイン。ほとんどの女性は45歳~55歳頃に閉経し、この時期は更年期と呼ばれ、女性は更年期に様々な心身の変化があらわれる。
ホットフラッシュ(のぼせ)やうつなど生活に支障を来す更年期障害があるほか、太りやすくなってしまう「更年期太り」に悩まされる人も多い。それまでと同じ生活を送っていても、太ってしまうのである。予防や改善するには、どんな対策をすれば良いのか紹介しよう。

■更年期に太りやすいのはなぜ?
①女性ホルモンの低下
更年期には、女性ホルモンの「エストロゲン」の量が大きく減少する。エストロゲンは排卵や月経などをコントロールする働きがあるほか、脂肪の代謝にも関わるホルモンとして知られる。このため、エストロゲンが減ると脂肪が代謝されにくくなり、その結果太りやすくなってしまうのである。
②筋肉量が減り、基礎代謝も低下
更年期はエストロゲンの減少によって代謝が低下するだけでなく、加齢そのものによっても筋肉量が減少する。減少してしまうとやはり基礎代謝は低下するため、体はやせにくくなるという。
③内臓脂肪
指で皮膚の上からつまめるお肉が少ないのに腹囲が大きい場合は、内臓脂肪が付いていると考えられる。更年期以前は、脂肪は皮下脂肪として蓄えられることが多いが、エストロゲンが減少することによって、内臓脂肪に蓄えられるようになってくるのである。内臓脂肪は皮下脂肪に比べ、糖尿病など生活習慣病のリスクが高くなり、健康面に影響を及ぼすようになる。

更年期太り■更年期太りを防ぐには?
女性ホルモン量の変化が更年期太りの大きな原因だが、基礎代謝自体が年とともに低下するので、20代、30代と同じ食生活、運動量では太ってしまう。ただ、内臓脂肪は、皮下脂肪よりも比較的燃焼されやすく、有酸素運動で落とすことができる。ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどのほか、足腰に負担を掛けない水泳は、脂肪燃焼効果があり、筋肉量が増え基礎代謝のアップにも繋がる。
また、イライラやうつなどの症状も、体を動かすことで緩和されるため、積極的に運動を取り入れると良いだろう。運動をする時間が取れない場合は、歩くときはなるべく大股で早歩き、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使う、テレビを見るときはストレッチをしながらなど普段の行動を少し変えるだけでも効果がある。
食生活の見直しもある程度は必要だが、無理な食事制限は体の機能を低下させ、健康面に影響が出たり、更年期障害を悪化させてしまったりすることがある。食事は和食を中心にし野菜をたっぷり、夕食は軽めにし早めの時間に済ませる、肉は脂の多い部位を避け赤身を選ぶ、間食をするなら和菓子やドライフルーツにするなど、ダイエットの基本をしっかり押さえ、脂肪、糖分、塩分の摂り過ぎにも気をつけたい。
更年期太りは外見の問題だけでなく、健康面にも大きく関わっているため、今から自分の生活を見直す必要がある。若い頃は多少食生活が乱れていても生活習慣病にはなりにくいが、加齢により内臓の機能は衰えてくる。バランスの良い食事と有酸素運動を心がけ、規則正しい生活をしよう!
ダイエット情報発信サイトmicrodiet.net調べ

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