敏感肌の味方「羅漢果」楊さちこ中医美容学

2015/04/08

アレルギーとはアレルゲンとなる特定物質に対して体が過敏に反応して、炎症を起こす状態のことをいいます。アレルギーに起因する炎症が「かぶれ」。敏感肌とは、この「かぶれ」を起こしやすい肌のこと。

敏感肌には「一過性のもの」と「体質によるもの」があります。
一過性のもの
ホルモンや自律神経の変調が原因。肌の防衛機能が低下している時に強い刺激にあうと、かぶれたりヒリしたりします。これは一時的なもので、次に同じ刺激でかぶれるとは限りません。

体質に起因するもの
いわゆる「アレルギー体質」。特定の刺激に対して必ず「かぶれ」を起こします。洗剤、金属、衣類、薬品、化粧品、紫外線、食べ物、植物、ダニ、ハウスダストなど、原因となる物質は様々です。予防が大変難しいので、医師の判断が必要。対策はパッチテストでアレルゲンを見つけて遠ざけることが先決になります。敏感肌とアレルギー肌予防の最大のポイントとしては、角質層本来の水分保持力やバリア機能を高めて、肌に抵抗力をつけることが大切です。からだの内から体の外から元を断つスグレモノ。

羅漢果
羅漢果水
材料:羅漢果1個、水2000cc
作り方:
1.羅漢果1個を手のひらで粗く砕く。
2.鍋に羅漢果と水を入れて、中火で約20分煎じる。
3.火をとめて10分くらい置いて濾す(消毒した瓶に入れて冷蔵庫で保存すれば、1ヶ月くらい保存できる)。
使い方:1日に2,3回、コップ1杯を飲むことによって、体や肌のさまざまなトラブルや、ダイエットに効果を発揮します。
また、化粧水として肌に塗ることにより、しみ、にきび、湿疹、日焼け、肌荒れに効果を現してくれます。
「羅漢果」とは
瓜科の多年草でつる性の植物で、桂林付近の亜熱帯の山岳地帯のみで育ち、活性酸素を取り除く物質であるビタミン類を果実の中に持っている。そして生育地は元海底というミネラルの多い土壌なので、酵素の生産を助けるミネラルを多く含んでいる。
・学名:Momordicae grosvenori swingla
・茎はつる状で、根は紅薯に似ており、雌雄両性がある
・葡萄のように棚をつくって栽培し、棚の間から実をつける
・葉は神経性皮膚炎や腫瘍に、根は疱瘡に、皮毛は刀傷を治すといわれているが一番効果があるのはその果実である。
・果実はほぼ球形で直径4~6cm。生の果実は濃い緑色で、やや光沢を帯びている。
・食用にするには、果実を採取して、天日に数日間さらして乾燥させたあと加熱加工する。加工した実は濃い茶色でうぶ毛に覆われている。手にとって見ると軽く手のひらで簡単に砕くことができる。これを殻ごと砕いて、殻も種も一緒に煎じた液体を飲み物や薬として使用する。
アレルギーに効くツボ
ツボ:「曲池」ひじの内側にできる横ジワの端
刺激法:腕を曲げた状態で反対の親指でしっかり押す

楊さちこ

 

【楊さちこ先生のプロフィール】
1961年大阪生まれ。南京中医薬大学。
中医美容教授・中医学博士。
日本と香港・中国のアジアンコスメブームに火をつけた第一人者。アジア各地において商品開発から美に関するトータルプロデュースを手がけるほか、各地において美容セミナーを開き、「楊さちこ式美容メソッド」「脱ファンデーション」を伝え、幅広い年齢層の男女から絶大な信頼と支持を得ている。
楊さちこのアジアンビューティースタイル公式サイト
Repeque®-レピーク
http://www.yo-sachiko.com
香港ときどき海外発!中医学博士・楊さちこの『アジアンビューティまっしぐら』@アメブロ
http://www.asian-cosme.asia

 

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