血行促進「入浴法」楊さちこ中医美容学

2015/02/17

ぽけっとレピーク

体の中の流れを整える

元気な体を手に入れるためには、「体を温めて血行を促進させ、老廃物を体外に排出し、血液も体の中もキレイにすること。」
そうすれば、細胞に必要な物質が届きやすくなり、細胞は活性化し、新陳代謝もよくなります。

体が温まることで、
①内臓が健康になり、体調がよくなる
②病気が治りやすくなる、病気にかかりにくくなる
③肌がきれいになる
④体の中の余分な水分や老廃物がなくなり、自然に体重が落ちる
⑤イライラやうつなどが消えていく
美人になって、元気になって、ダイエットにも最高の状態になれます。

出すべきものはきちんと出そう

「入浴前後に水をコップいっぱい飲むこと」

入浴前後に飲むことにより、発汗が促進され、失われた水分を補充できます。「体を温める」「老廃物を出す」ということを考えると、シャワーですますよりも、湯船につかるほうがおすすめです。

①下半身を温める半身浴

半身浴とは、みぞおちから下の部分だけをお湯につけて、ゆっくりじっくり温める方法。
湯の量は浴槽の半分までためたり、湯船の中に低いいすを置くなどして調節する。
温度は39度以下。肩が冷えないように乾いたバスタオルを肩にかけて20~40分つかる。汗がどっさり出る。

②出たり入ったり全身浴

42度くらいの熱いお湯に肩までつかって3分、お湯から出て3分を3回くりかえす。

「出すべきものをきっちり出すためのシャワーでリンパマッサージ」

リンパ液が流れている「リンパ管」は、血管に沿って全身に張り巡らされており、2つの大きな役割を担っています。1つは体内に侵入した異物から身体を守っている、免疫細胞の通り道になっていること。もう1つは体内の「老廃物と余分なもの」を回収する下水道の役割をしていることです。

回収された不要物が送られるのが、「リンパ節」という場所。これは全身におよそ600ヶ所ありますが、特に主要な部分は【首・脇・足の付け根】の3ヶ所。ここでは、リンパ球という物質が、「老廃物と余分なもの」の中から再利用できるものを選び、リサイクルしています。不要とされるものは、最終的に左鎖骨のあたりで静脈に流れ込み、腎臓から尿として排泄されます。このリンパの流れが悪くなり、「老廃物と余分なもの」が全身にたまると疲労やコリ、ひいては免疫力の低下などを招いてしまいます。実はリンパ管には静脈と同様、ポンプ作用がなく、周囲の筋肉から圧力を受けなければ流れを作り出すことはできません。シャワーの水圧によってポンプ作用を引き起こし、リンパマッサージと同じ効果があります。

リンパマッサージに効果的なシャワーの使い方

まず、左の鎖骨から。

ここはリンパ管が静脈に交わるところ。最初にこの部分の流れをよくしておきましょう。

その後は、身体の末端から中心へ、

「足からの場合」
つま先からくるぶし~ふくらはぎにあてながら膝、太股、股関節の順番で。
「手からの場合」
指先から肩に向け、そのまま左の鎖骨まであてていきましょう。

※お湯の温度は38度から40度で、10回程度が目安です。

楊さちこ

【楊さちこ先生のプロフィール】
1961年大阪生まれ。南京中医薬大学。
中医美容教授・中医学博士。
日本と香港・中国のアジアンコスメブームに火をつけた第一人者。アジア各地において商品開発から美に関するトータルプロデュースを手がけるほか、各地において美容セミナーを開き、「楊さちこ式美容メソッド」「脱ファンデーション」を伝え、幅広い年齢層の男女から絶大な信頼と支持を得ている。
楊さちこのアジアンビューティースタイル公式サイト
Repeque®-レピーク
http:/www.yo-sachiko.com
香港ときどき海外発!
中医学博士・楊さちこの『アジアンビューティまっしぐら』@アメブロ
http:/www.asian-cosme.asia

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