肥満のもと! 低体温の改善方法

2014/12/15

低体温の改善方法

「冷えは万病のもと」と昔から言われているように、平熱が低体温だと体に不調が現れやすくなる。1日の中で体温は1℃ほど前後するが、日本人の平均体温は36.6℃と言われており、この程度から37℃くらいが、体内酵素が最も活発に働くと考えられている。低体温とは平熱が35℃台のことを指し、自覚症状がない人もいるが、風邪をひきやすい、手の指先や足のつま先が冷える、疲れやすい、生理痛が重い、などの症状が出る人も多い。
低体温人口は昔に比べて増えてきており、「生活習慣病」と言っても過言ではない。体温は体の免疫力に関わる重要な要素で、わずか1℃下がるだけで免疫力は30~40%程度低下すると言われている。また低体温の悪影響は、免疫力の低下や体の不調だけではない。太りやすい、むくみやすい、しみ・シワができやすい、くすむなど、美容面での影響も大きいのだ。低体温の原因はいくつかある。思い当たる人は生活習慣を見直してみよう。

 

●運動・筋力不足
運動で筋肉を動かすことで代謝が良くなり、熱が産生されやすくなる。筋肉を動かすことで体の末端まで血液が循環するので、末端冷え性の人は日常的に体を動かすようにすると良い。だからと言って、ジム通いやランニングなど、特別な運動をする必要はない。なるべく多く歩き、その際は大股で早歩き、エレベーターやエスカレーターをなるべく使わず階段を上る、テレビを見るときにはストレッチをしながらなど、まずは生活の中でできることを実行しよう。

 

●ストレス
体温調整には自律神経とホルモンが大きく関わっている。これらのバランスを崩すのは、やはりストレスだ。強いストレスを受けると、血流が悪くなったり体内酵素が活発に働かなくなるなど、低体温化に繋がる。また、睡眠不足や不規則な生活も、自律神経のバランスを崩す原因になる。

●栄養の偏り、食生活の乱れ
食事量が少なかったり、不規則な生活で食生活が乱れてはいないだろうか?食生活の乱れは低体温の原因となり、やせるどころか肥満の原因にもなる。そして、体を温める作用のある食品や血行を良くする食品を選ぶことも大切だ。特に、熱を産生する筋肉を作る元となるタンパク質(魚、肉、卵)や、血液を作る鉄(レバー、赤身肉、貝類、小松菜など)は、毎日適量を摂るようにしよう。
【体を温める食べ物】
野菜→ねぎ、しょうが、にんにく、れんこん、ごぼう、にんじんなど
色の濃いもの→小豆、紅茶、赤ワイン、黒ゴマ、黒豆、玄米など
動物性食品→ヒレやももなど赤身の部位の肉、レバー、鮭、いわし、チーズなど

●体を冷やさないようにする
シャワーだけで済ませずに、温かいお風呂にゆっくり浸かり体を芯から温めよう。リラックスして副交感神経が高まるので、体を温める相乗効果が得られる。外側から温めることも大切だが、内側からも温めると尚良い。冷たい食べ物や飲み物はもちろん体を冷やすが、食品自体にも体を温めるものと冷やすものがある。体を冷やすのは、白砂糖、コーヒー、砂糖の入ったジュース、暑い地域が原産の果物や夏野菜など。白砂糖よりも黒糖やはちみつ、野菜・果物なら秋から冬が旬の物を積極的に取り入れてみよう。
ダイエット情報発信サイト【microdiet.net】調査レポート「低体温は肥満の元!現代人に多い低体温の改善方法」より

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