JLA(日本まつげエクステンション協会)が香港で技能検定を実施

2014/05/26

マツエク技能試験香港においてまつげエクステンション(以下:まつげエクステ)の施術を行うアイリストとして働くためには、現在特に資格等は必要はない。
日本では過去に施術者の技術力不足によるトラブルが度々話題になったこともあった。エクステンションと自まつ毛を接着させる接着剤が原因とみられるアレルギー反応で、角膜炎やドライアイ、まぶたの痛みやまつげの損傷などのトラブルが多発し、多くのメディアに取り上げられたことを記憶している人もいることだろう。そのようなトラブルはとても危険なので、以前より存在した「首から上の美容施術は、美容師免許を持つ美容師のみ行うことができる」という法律に当てはめ、まつげエクステは美容師のみが行うことができる施術ということに決まった。
JLA香港支部そのような資格試験制度がない香港は、過去の日本と同じ轍を踏んでしまっている可能性も現実問題として否定することはできない。仮に技術力不足のアイリストがトラブルを引き起こすことで、行政による商材の販売停止やサービスの停止という事態になりかねない。もしそういったことが起こると煽りを受けるのはまず日本人を含む経営者や施術者からになるとも考えられる。
そういった事態を事前に回避する意味でも、ユーザーは美容師免許や民間資格を保持したしっかりとした技術者がいるサロンを選ぶこと。また、サロン側としては、施術者の技術の向上がマスト。日本人のみならずローカル技術者を含んだ香港全体のレベルの底上げを今後はかっていく必要がある。香港人技術者によるトラブルももちろん例外ではないのだ。

マツエク技能試験JLA(日本まつげエクステンション協会)はまつげエクステの正しい知識と技術向上のため、2007年に設立され、日本で7ヵ所、世界6ヵ所(香港、ニューヨーク、ロサンゼルス、韓国、台湾、モンゴル)を拠点とし、年間約30回の技能検定を実施している。ちなみにJLA香港支部は2011年10月に設立された。より安全で美しいまつげエクステの研究開発および正しい知識と技術の教育指導を推進し、サロンでの衛生管理の徹底、顧客満足の向上に努めている。また、随時セミナーも行っており、日本の技術、知識力を広める活動もしている。
香港支部では技能検定試験を年2回香港内で実施し、日本と同じ高水準の資格を香港に居ながら取得する事ができる。2012年より実施されている同試験は、回数を重ねる毎に香港人の受験者が増えてきているそうだ。
次回の試験日程は6月25、26日の2日間で1、2、3級試験の実施を予定している。

 

【申し込み・問合せ】
JLA香港支部(aQuaeria内)
住所:1/F., Tung Yiu Comm. Ctr., 31A Wyndham St., Central
電話:+852-2526-9293

 

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