キレイをつくるレシピ帳 第64回「福豆レシピ」

2021/03/24

kawa1皆さんこんにちは。フードコーディネーターの川島です。
美容を絡めた日本のトレンドを基に、
「キレイをつくる」レシピを皆さまにお届けしていきます。
メイクや服装で見た目を変えることはできますが、
本当のキレイは身体の中から。
これから紹介していくレシピを日々の生活に取り入れて、
心も体も美しくなりましょう!

 

美味しくキレイを手に入れよう 第66回
〜新じゃがレシピ 

新じゃがのハッセルパック

 

 物が多く店頭に並ぶこの季節、手軽に美味しい新じゃがは、今時期から気になり始める紫外線にも効果的。

 通常のじゃがいもに比べてビタミンCの含有量が多く、そのビタミンCはデンプンに守られているため、加熱しても壊れにくいという特徴があります。塩分排泄効果でむくみに効果的なカリウム、イライラ防止に役立つパントテン酸も豊富なので、むくみ易く鬱々としやすいこれからの梅雨の季節にもぴったりですね。

 今回は、SNS映えもしてしまう!?そして手軽に美味しい新じゃがのハッセルバックレシピをご紹介します。

 

新じゃがのハッセルバック

 

❶じゃがいもはよく洗い、下まで切り離さないよう割り箸で挟み、2mm幅で切り込みを入れる。

❷切り込みを下にし、しばらく水に付けたら中まで軽く水洗いしペーパーで水分を取る(でんぷん質を落とすことで、くっつかず広がりやすくなります)。

❸合わせたAを切り込みの中に塗る。

❹天板にじゃがいもを並べ、220度に予熱したオーブンで25分焼き、途中好みでローズマリーを乗せアルミホイルを被せ、さらに15分焼き香りを移す(ホイルは焦げ付きすぎるのを防ぐ役割でも乗せています)。

*串を通して中まで火が通っているか確認してください。

 

 ハッセルバックとは、スウェーデンが発祥のじゃがいも料理で、欧米ではアコーディオンポテトとも呼ばれ家庭料理として親しまれています。じゃがいもに切れ目を入れるだけの簡単料理ですが、切れ目に調味料がよーく染みることで、とっても味わい深い美味しさに。

 新じゃがの皮は普段のじゃがいもよりも薄く柔らかなので、ぜひ皮ごと頂いてくださいね。そして本来貯蔵のきくイメージのあるじゃがいもですが、新じゃがは水分が多くあまり保存には向かないため、買ってきたら早めに食べきりましょう。

 旬の新じゃがを食卓に取り入れて、美味しくキレイを手に入れたいですね。

 


 

美味しくキレイを手に入れよう 第65回
〜春のちらし寿司レシピ 

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 3月3日はひな祭り。

 祝いの席には、一品でテーブルを華やかにしてくれるちらし寿司がぴったり。

 今回は、代謝の悪い冬の滞りをリセットしてくれる、春のデトックス食材・菜の花と、美容に効果的な食材を織り交ぜたちらし寿司レシピをご紹介します。

 

レシピ 

 

❶水は通常の水加減より10%ほど減らし加え、昆布を乗せて30分浸水させ、通常モードで炊飯する。

❷菜の花は半分に切り、鍋に湯 (1L)を沸かし塩大さじ1(分量外)を入れる。根元の部分から入れ30秒たったら残りも加え1分ほど茹で、冷水にとる。

❸卵を割り溶き、Aの水溶き片栗粉と塩を加え混ぜる。フライパンに油(分量外)を敷き、卵液を流し入れ薄焼きにする。粗熱が取れたら細切りにする。

❹卵を割り溶き、Aの水溶き片栗粉と塩を加え混ぜる。フライパンに油(分量外)を敷き、卵液を流し入れ薄焼きにする。粗熱が取れたら細切りにする。

❺ごはんは炊けたら10分蒸らし昆布を取り除き、バットに広げ軽く粗熱が取れたら、合わせたAを加え混ぜる。④の刻んだ菜の花・たくあん、白胡麻も加え混ぜる。

❻器に⑤を盛り、卵・サーモン・ホタテ・菜の花(蕾部分)を彩りよく並べる。

 

 菜の花の苦味成分・植物性アルカロイドには、老廃物や余分な水分を排出する働きがあり、そのほろ苦さが冬の滞りをリセットするのに一役かってくれます。そしてアンチエイジング効果でお馴染みのサーモンは紫外線によって発生する活性酸素の除去に優れ、ホタテにはハリツヤを保つ上で大切なグリシンや、眼精疲労に効果を示すタウリンがたっぷり。顔のパーツの中で目の役割はとても大きいですよね。パソコンなどで目を酷使しがちな現代人は、ぜひ意識したいところです。

 お酢に含まれる酢酸には、血糖値や血圧を下げ、内臓脂肪を減らしてくれる働きがあるため、血糖値の急上昇を招きやすい通常のごはんよりも、血糖値の上昇は穏やかです。とはいえ酢飯には砂糖も使われているので、特別な日やたまの嗜好として楽しめたら良いですね。今回酢飯には、若返りのビタミンと言われるビタミンE豊富な白胡麻と、咀嚼回数を増やせるよう食感の良いたくあんをプラスしています。ゴマを食べるときには、体に吸収されやすいようすりつぶすのがおすすめです。たくあんには食物繊維やビタミンCが豊富で、食物性乳酸菌の効果で生きたまま腸まで辿り着き悪玉菌を退治してくれますよ。商品によって食品添加物をたくさん含んでいるものも多くあるので、できたら天然発酵タイプの無添加のものを選ぶのがおすすめです。

 春の祝いの席でもお肌に嬉しい食材を組み込んで、美味しくキレイを手に入れたいですね。


 

美味しくキレイを手に入れよう 第64回
〜福豆レシピ 

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 鬼(邪気)を追い払い新しい春を迎えられるよう、立春(暦の上で春が始まる日)の前日に行われる行事“節分”。邪を払い福と春を呼び込む“豆まき”は日本の伝統行事として、各家庭で親しまれていますね(ちなみに2021年の節分は37年ぶりに日付が変わり、2月2日になります)。
豆まきが終わった後には、「来年も健康で幸せに過ごせますように」という願いを込め年齢の数プラス1粒の豆を頂きますが、残りのお豆は「勿体ない・・・」と思いつつも消費できずに残ってしまうこともしばしば。
しかし験担ぎとしてだけでなく、“福豆”(煎り大豆)は美容面でも福を体に取り込んでくれるもの。大豆に代表される栄養素といえば、女性ホルモンに似た働きのあるイソフラボン(大豆に含まれるポリフェノールの一種)。強い抗酸化力でイライラやストレスの解消効果や生理痛を軽くする効果があります。他にも良質のたんぱく質に、美肌に効果的なビタミンB群・ビタミンEなど女性の強い味方となる栄養がたっぷりです。
そのままだと少し味気ない煎り大豆も、一手間加えることで子供も喜ぶ豆菓子が出来上がります。

 今回は豆まきで余ってしまった“福豆”消費に役立つ簡単レシピをご紹介したいと思います。

 

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❶フライパン(直径21センチ使用)にAを加え火にかけ砂糖を溶かす(中火)。

❷フツフツと泡立つまで煮詰めたら弱火~中弱火にし、大豆を加え、菜箸で混ぜながら全体に絡める。

*はじめ全体が塊のようになりますが、混ぜていくうちに水分が飛びバラバラになります。

 

 ちなみに白い方は白砂糖(上)で、茶色い方は甜菜糖(下)で作成しています。砂糖を絡めながら乾煎りすることで、煎り大豆がさらにサクサクと香ばしくなり、つい手を伸ばしたくなる美味しさに変身します。
美容・健康面を考えればお砂糖は過度に摂ることは控えたいものですが、たまの甘いもの補給は脳の活性化や心の安定には必要なもの!適度に楽しみたいものです。

 ご利益もありそうな“福豆”で、美味しくキレイを手にいれたいですね。


美味しくキレイを手に入れよう 第63回
〜長芋レシピ

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 生食ではシャキシャキと、火を通すとほっくりトロリと味わいの変化を楽しめる長芋は、肌の健康を保つビタミンB群や、コラーゲンの生成を促すビタミンC、保湿作用のあるアルギニンなどが含まれ、冬の乾燥気味のお肌を美しく保つための栄養素がたっぷり、かつ水溶性食物繊維も豊富で腸内環境を整えてくれます。
今回は年末年始のもてなしのテーブルにぴったりな、エビ(タンパク質)と組み合わせた一品をご紹介します。

 

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❶ 海老は背側に縦に切り込みを入れて開き、背ワタを取り出し、頭と尾の一節を残し殻を剥き、キッチンペーパーで余分な水分を取る。

❷ 長芋は7mm幅の角切りにし、ごま油で炒めたら(軽く焼き色が付く程度)、ボウルに入れ粉チーズを全体に絡める。

❸ ①のエビに白みそを塗り、②の長芋を乗せ、トースターで4~5分ほど焼き、器に乗せ青ネギを散らす。

❹ 余分な油をペーパーで軽く拭き取り、Aを加えソースが半量になる位まで煮絡める(中火~中強火)。野菜と共に盛り付ける。

 

 

 エビは生でも食べられる刺身用を使用し、しっかり火を通さずレアな焼き具合にすることで、プリプリトロリな食感に。長芋のほっくりとした美味しさとも好相性です。
作り方はとっても簡単ですが、有頭エビの見た目を活かすことで、華やかな一品に仕上がります。

 補気補陽を促す長芋とエビの組み合わせで、年末年始も美味しくキレイを手に入れてくださいね。

 

 


美味しくキレイを手に入れよう 第62回
〜 スペアリブレシピ 

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 11月も終わりに差し掛かり、来たるイベントといえばクリスマス!今年のクリスマスはまだ続くコロナの影響で、外食よりもホームパーティーの需要が高まりそうですね。

 パーティーメニューでメインのお肉料理は、今年は特別感があるのに手軽にできる「スペアリブ」を使った料理はいかがでしょう。スペアリブは豚肉のなかでも旨みの多い赤身肉と、脂肪が層になっているあばら骨付きのバラ肉のことで、たんぱく質のひとつであるコラーゲンがたっぷり!摂取したコラーゲンが直接体に取り込まれるということはないようですが、コラーゲン由来のアミノ酸が間接的にコラーゲンの産生を活性化させて肌にハリや弾力を与え、シワ・たるみに効果を示してくれると考えられています。今回は子供も大人も大好きな味付けで、フライパンひとつで出来るパーティーを彩るスペアリブレシピをご紹介します。

 

 

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❶ レンコン・人参は皮をむき、レンコンは1センチ幅の輪切りに、人参は縦6等分、かぶは4等分にする。スペアリブは全体に塩・胡椒をする。

❷ フライパンにオリーブオイル(小さじ2)を加え熱し(中火)、の野菜にしっかり焼き色をつけるように火を通し、皿に盛り付ける。

❸ フライパンにオイルを追加し(小さじ1)スペアリブも全体にしっかり焼き色をつけ、白ワインを回しかけ蓋をし中まで火を通す(7分程度・弱火~中弱火)。途中お肉を上下に返す。

❹ 余分な油をペーパーで軽く拭き取り、Aを加えソースが半量になる位まで煮絡める(中火~中強火)。野菜と共に盛り付ける。

 

 

 体の血液の循環を良くするかぶ(ナイアシン)や、抗酸化作用のある人参(βカロテン)、加熱しても壊れにくいビタミンCを持つレンコンといった、美肌にも効果的な冬野菜もたっぷり添えることで、栄養だけでなく、食感や味わいにも変化がついてさらに美味しくスペアリブを頂くことができますよ。

 今年のクリスマスはスペアリブレシピで、美味しくキレイを手に入れてくださいね。

 


川島 令美 (かわしま れみ)プロフィール
フードコーディネーター / 料理家 / モデル
女優・モデル業と並行し、現在はフードコーディネーターとしてテレビドラマ、広告などのフードコーディネートやスタイリング、雑誌や書籍、WEB媒体にレシピやコラムを掲載、料理系のセミナーやイベントへの出演など幅広く活躍中。美食同源を提唱しており、日本ボディスタイリスト協会の食学科顧問を務めセミナーなども行っている。4歳児の母として、親子で楽しめるレシピの提案も行っている。

公式HP:https://www.vivienne.co.jp/artist/remi_kawashima/

こちらのレシピは一例になり、過度に同じものを摂取するのはバランスの偏りとなり返ってお肌にも悪影響がありますので、それぞれの栄養素をひとつの食品に偏らず取り入れてください。
協力:日本ボディスタイリスト協会
参考文献:食品成分表、新エステティック学

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